下総台地 防災ガーデン

東京から50キロ圏の高台平坦地に作る参加型防災拠点

土地の確保⑦ 候補地の検討 その2

 房総半島中央部の物件

ほどなくネットで房総半島中央部に候補地を見つけた。

 平坦地にある民家付きの宅地だ。

例によって業者サイドに連絡せず見に行った。

周囲との距離感、雰囲気、日あたり、道路付け、等悪くはないし、まあまあの広さだ。

田畑も付いているとか。多分農業を継がない農家相続人が面倒とばかりにまとめて売りに出したのではないか。おまけ的扱いなら物権的取得ができない田畑があっても構わない。

 検討を始めた。

が、間もなく売れてしまった。

そうなんだよね。それなりの魅力がある物件はすぐに客が付く。なかなか売れないのは相応の理由があり、時間がかかる。

 

下総台地の物件

 しばらくして 別の物件広告を目にした。房総半島上半分、下総台地のど真ん中であり、北総台台地という言い方にも当てはまる所。

地域として悪くない。震災、防災を考えるにはよい地域だ。

とりあえず、実地踏査

生まれて初めての地域

                                                                 

えー!まるで北海道!

ミレイみたい。

このような畑が中心で、ところどころに小さな家が寄り添うように建つ。

 

   言いそびれたが災害対応を考えるとき、もう一つ欠かせない要件があった。

それは人口密度が低い地域であることだ。

 有名芸能人・政治家等高額所得者が住みたがるところに東京都世田谷区がある。所さんの世田谷ベースも有名だ。

世田谷は武蔵野台地の一角で海抜は40m程度。この点で合格だ。

しかし大変に高額な土地柄でとても買えたもんじゃないけど、それは別にして問題点も。

 空地が目立つなんて言うことはありえないが、仮にあったとして大災害時に人がそこに逃げ込んでき、大正12年関東大震災時の被服廠跡地での火災旋風といった大惨事のようなことが起こらないとも限らない。

今、話題となっている避難所での災害備蓄用品のクレクレ騒ぎどころではないだろう。

災害避難地を新たに考えるのであれば密度の低い、できれば過疎地を求めたい。

 

引用 ウイキペディアより

殺到した数万の避難者を火災旋風が襲った本所被服廠跡地の状況は凄惨をきわめ、9日付大阪朝日新聞で「一万五千坪に三万五千の死体」と報じられた。

 

 

最後の清流と言われる四国四万十川も結局のところは当該流域には工場、民家等が少なく汚染源が極めて少ないことがよい意味での原因と思う。

土地の確保⑥ 候補地の検討と審査

 ネットで条件に合いそうなものを見つけた場合の検討と審査方法。

 

業者さんに案内してもらって気に入ったらその場で買い入れを申し出、なんていう人もいるようだけど

 私はもちろんそうしない。

 何とか場所がわかりそうなら業者さんに連絡する前に実地踏査する。

案内されながら宣伝文句を聞いて洗脳されるよりじっくり自分の五感で判断したほうが

いいと思うからだ。

 多くの場合、PC上の不動産案内に載っている写真と地図でなんとかわかるはず。

グーグルマップと図書館での住宅地図閲覧は強力な武器となる。

同一県など遠くないなら一刻も早く見たいこともあって自動車で見に行く。

 

検討例その1

台地ではなく丘陵上の平坦地域であったが魅力的な物件があった。

場所は前記方法でわかったので見に行った。

南関東では珍しい屋敷森に囲まれた700坪クラスの敷地。海抜は低くないが周りが水

田というのが珍しく周囲の監視の目を避けられるのが魅力であった。

この広さは珍しいし1千万以下というのも悪くはない。

が、問題点、課題もある。倒壊しそうな傾いた旧家屋、うっそうと茂る高木が林立して

おりその排除、整理には百万単位のお金がかかるだろう。

不動産店に電話で問い合わせをしたところ、入り口の門と公道間にわずかではあるが他

者の土地があり、しかも譲ってくれないので別に入り口の門をつける必要があるとのこと。

変だなと思いながら、グーグルマップでは同一場所の数年前の様子を見ることができる

ので見てみた。

ナ、ナント住宅展示場にあるようなピカピカの建物が敷地内の別場所に立っているのだ。

なんでそれを取り壊してそこを更地にして廃屋を残しているのか?

相続人間で深刻な問題が生じたのではと推測した。

しばらく躊躇していたが、その後売れたとの話を聞いた。

がっかりするのではないが複雑な後味を味わうこととなった。

 

 

検討例その2

 

pcで不動産案内の写真を見た。

田園地域の一角。ゾーンとしてはまあまあか。

それなりの広さがあり利用形態もそこそこ拡張できそう。

価格も求めやすいと言える。

 ただ敷地中央の更地部分が掘り返したようで妙に白い部分や黒っぽい部分もあるなどわからない点もある。

 見に行った。

入り口脇に立派な大型倉庫がある。農家にあるトラクターなどを収容するタイプだ。

そばには高木もあり、日射への影響は避けられなさそう。

飛びつくほどではないが気になる物件だ。

家に帰り、ストリートビューで過去の映像を見てみた。

外回りは変わらず,ただ敷地中央部分に今はない家屋の姿が映っている。

 

更に何気なく住所地番を入れて、ネット検索してみた。

ナナナ何とニュース映像が流れてきた。

 

燃え盛り、火に包まれる家屋の映像が!

火災で高齢の人が行方不明と説明している。

 

事故物件だった。火災事故だけだったらともかく死者まで出ている物件は遠慮したくな

るのが普通だろう。

どうりで敷地に掘り起こしたような形跡があったわけと納得。

不動産にお買い得はないとはまさに正論。

不動産売買では契約締結に当たって重要事項の説明が必要とされるが

 当該事故対象物がその後取り壊された後も必要か

 それは必要として、併せてその事故で人命が損なわれたことも説明開示する必要があ

るのであろうか。

 

土地の確保⑤ 土地の探し方と注意点

 所定の地域内で探すとしてどうやって?

 

 バブルのころは雑誌(週刊住宅情報)、新聞広告や不動産店舗を回って情報収集するというアナログ的なものが中心だったけど、今やネットが中心。

数千万円のマンション、戸建住宅は今でも新聞折込広告がされているが1千万円レベルの不動産では仲介者にとっても利幅が少なく、経費の点からもネットがほとんど。

 私もネットで探した。ただし、不動産取引に慣れない方にとっては落とし穴的盲点もあるのでその点に触れたい。

 

1 登記簿地目 「農地」に注意

 多くの人が広い土地を求めるがそれにこたえられる物件は少ない。300坪を超えるとなると極端に少なくなる。

 そんな中、広い土地を取得できたと得意そうに報告する人がいる。なんでも古民家のほかに山、畑、田んぼも付いていて計○○坪と。

 え?古民家のある母屋部分のほかの大半は農地ではありませんか。

宅地なら有効に取得できるけど、農地は農家以外の人は有効に取得できず、民法上の登記もできないはず。確か仮登記で順位保全効果しか持てないと聞いているが。

農地を相続した非農家の相続人の苦しみはあまりに有名。中途半端な広さの土地など購入してくれる農家はおらず、それでいて地獄の草刈りの必要性、水利関係の費用は免れない。

 最近目にした動画に1500坪もの田畑を貸してわずか1万5千円しかもらえないのはおかしいという都会在住の相続人のぼやきがあったがこれに対するコメントは圧倒的に相続人を非難するものばかり。

1500坪もの田畑を管理することがどんなに大変なことかわかっているのか。土地は1月で雑草に覆われる。放棄すればそのうち立木まで生えてきてもとに復帰するには莫大なコストがかかってしまう。タダでも利用して荒れないようにしてもらうだけでも感謝せよ。安く貸しているのではなく、ただで管理してもらっていると思うべきと。

 田舎に戻って自分で耕作するのでないなら売ればよいだろう。が誰が買うのか。非農家は買えないし、プロ農家は『反』単位、採算を考えると「町」単位で考える。1500坪など狭いくらいと。

とにかく農地転用などまず期待できないので購入すべきでないと考える。

 

 もう一つ変な動画があった。

山林でない広大な平地を取得したというもの。フランスベルサイユ宮殿内の敷地のように広大で美しい土地。

よくこんなに魅力的な土地が残っていたものだと不思議にすら思う。

前の所有者から大型トラクターも安く買ったと紹介している(すぐ転売している)。

 もしかして農地(畑)?

しかし、変だ。動画に投稿している人は都会で働くサラリーマン。買えるはずがない。

が、合点がいった。本人は別荘気分だけど親も一緒なのだ。

あ、そうか。親夫婦は農家という身分を持っているようなので親名義で農地を買うことにすればよいではないか。何年先になるかわからないが親が亡くなった後は、相続として有効に土地所有権を取得できる。

本人はもともとそこを別荘地として使っているようなので相続開始後もこれまで同様に使うことができる。乗用型草刈り機も購入しており地目(畑)を管理できないということは全くない。

 

 

 

土地の確保④ 台地と低地

 日本の国土38万㎢は大別して標高100mを境として山地が75%、平地が25%となっている。

 平地は台地と低地がほぼ半々であり、台地は十数メートルから数十メートルの標高をもち、低地からの比高が数m~十数mある。

 台地には段丘面も含まれ,浅い谷ができ台地面に起伏を作っている。台地は主に未固結~半固結地層から構成され、低地との境は急崖をなすことが多く、縄文時代にはここまで海が入り込んでいた。

(出展:千葉県の地盤と地質環境(近藤清造 近代文芸社 1996年)。

 

前に紹介した江戸川区役所の「ここにいてはだめ」の図中には後で述べる東京低地を取り囲む三つの台地が書かれている。

 下総台地、大宮台地、武蔵野台地である。以下の久保純子氏の図版がわかりやすい。

     出展:「東京の自然史を歩く」図版引用

 

 谷川氏は東京低地をはさむように位置する洪積台地である武蔵野台地及び下総台地

について次のようにわかりやすく説明している。

「洪積(こうせき)台地とは洪積世(170万年から約2万~1万年くらい前まで)に形成された台地で、およそ20~50m位の高さで広がっている。この台地は地盤が固く、地震に際しても比較的被害がが少ないとされている。

 約2万年前以降を「沖積世」と呼び、その時代に形成された低地を「沖積平野」と呼んでいる。」

 (「地名に隠された東京津波」 谷川彰英 2012年講談社)

」

土地の確保③ どの地域を選択するか v2

1 二拠点生活、災害避難基地という言葉からわかるように他に「本拠的生活」の場があることを前提にしているのでそこから平時、有事に移動・避難が可能の地域ということになります。

 多くは大都市から○○㎞以内程度ということになるでしょう。

実際に公共交通機関が利用できるかではなく絶対的な距離で考えます。都市内部のように頻繁に電車・バスが来るようなところは価格が高く、また人口密度の高いこともあって大規模災害への備え用地には不向きでしょう。

本拠地から車【二輪を含む】で長くても2時間、徒歩1~2日で行けるところすなわち50km以内を選びたいですね。

2 災害避難基地として機能することを前提とするので次の所は避けます。

 ・海岸沿い

 ・山のふもと、裏山の前 

  山を買ってプライベイトキャンプ地を作りたいという人で沢があれば最高という方

 がいますが私に言わせれば最悪です。幅10センチの沢も〇年に一度の豪雨で幅3mの滝になり、土石流発生個所となります。

 ・川、沢、沼のそば

  2026年8~9月の全国的な豪雨、特に千葉県での雨被害は深刻でした。印旛沼の堤

 防決壊やアンダーパスでの死亡事故は貴い犠牲の上に多大な教訓を残すことになりま

 した。

 

・活断層がわかっていればそのそば

 

 3【東京圏と千葉県の例】

  東京で働く人が第一に候補と考えるのが隣県千葉県なのでここで考えてみましょう。

 *外房は避けるべきです。神奈川の湘南と同じく直接太平洋に面しており津波の被害をもろに受けます。東日本大震災では九十九里北部の地が津波で14名亡くなっていますが直近のデータでは房総沖地震で12mの津波が予想されています。

 *内房はどうかと言えば、確かに内湾なのでそこまでの津波被害はないようですが大

 正12年の関東大震災の6年前、約5~6mの津波(正確には高潮)が東京湾内湾北部に押し寄せかなりの死傷者を出しています(死者・行方不明1324名。能登半島地震の6倍!)。このあたり口にする人が少ないようですがお調べください。

【以下Wikipediaより引用】

大正6年の高潮災害(たいしょう6ねんのたかしおさいがい)は、1917年(大正6年)の10月1日に東京湾岸で発生した、台風による高潮災害。特に東京府下の被害が最も大きく、同地では明治43年の大水害とは異なり沿岸部での高波による被害が目立った水害となった。このため、被害地域では大正六年の大津波の名で伝えられているほか、この災害を引き起こした台風は東京湾台風と呼ばれている[2]。

東京湾接近時には、折しも満潮の時刻と重なり、東京の京橋区、深川区、本所区などの東京湾沿岸域や隅田川沿いの区部は著しい被害をこうむった。前後2回にわたって高潮が押し寄せ、佃島、月島、築地、品川、深川地区などが浸水。月島、築地、洲崎方面の増水が激しく、多くの人が溺死した。東京府の死者・行方不明者数は日本全体の半数近くの563人に上った。

千葉県の東京湾岸一帯にも被害を及ぼした。浦安町は全町が水没した。江戸時代を通じ、幾多の水害をくぐり抜けてきた行徳塩田は堤防が完全に破壊され、これをきっかけに東京湾で行われてきた塩田による製塩業の数百年の歴史は事実上幕を閉じた。

神奈川県では橘樹郡が最も激しい被害を受けた。神奈川県内の死者・行方不明者60人のうち、半数32人は橘樹郡での死者だった。横浜港では3,100隻以上の船舶や艀が風浪により転覆、多数の沖仲仕や水上生活者が犠牲となった。同港が日本の経済活動の要所であった時代だけに、日本全体の経済活動も大きな打撃を受けることとなった。

 *房総半島南部と神奈川・静岡南部の関係は、ちょうど能登半島と佐渡島の関係に似

 ていて地震の多発地帯となっているので、避けるべきと考えます。

 

  繰り返しになりますが、私は次のポイントに留意しながら候補地を探すことにし

 した。

   ・海、山(裏山、崖、傾斜地を含む)、川、沼、湖から離れていること。

   ・高台平坦地で、かつその面積が一定の広さを持つこと(当該土地が窪地、谷地と

   近くないこと)

   ・東京からの絶対的距離が遠くないこと

  

そしてその地域として千葉県北部中央=下総台地を考えました。

 大まかなゾーンとしては地図赤丸あたりとなります。

 

絶対的距離は東京から遠くないにもかかわらず交通機関やインフラ整備が遅れていて普段の通勤には不便でそのため求めやすい価格の土地が取得しやすくなっています。

 ただし下総台地と言っても相当に広く、多くのデータセンターの進出で話題の成田空港に連なる印西市などは鉄道、道路網もそれなりに通っており、電力網もその拡大・充実ぶりが報道されているところであり,当ブログでの対象としません。

台地とは何かという地質学上の特質も踏まえながら次項で考えていきます

 

 

 

 

 

土地の確保-②  -希望の広さと計算 -

  雨水を溜め、太陽電池パネルを並べ、作物を育て、排泄物を分解処理するには一定の土地が必要となります。

同じ目的、希望を持つ人が何人か集まって緩い人間関係の中、自主性を尊重しながら人間的接触のある日々を過ごしたいならその分の広さも必要になります。

 動画、ブログに多くみられる樹木と雑草に覆われている山の中の傾斜地、平坦地が広くない土地ではこの目的に合いません。

また、災害避難をうたう以上居住地からのアクセスが困難であっても、時間がかかりすぎるのも困ります。

 

 しかし、これらの要求を掲げるのは簡単でも平野に乏しい基本的に山国の日本国内でそういった一定の広さを持つ土地を財政力に乏しい個人の力で探して取得するのは容易ではありません。ではどうするか。

 

広さの計算

 容易でないなら自己の力量に合わせて規模を小さくするしかありません。そこでどのくらいの広さが必要か計算することにしました。

 

 家は建てません。後述しますが震度7~8クラスの直下型大地震で致命的人身被害を避けるには家を建てないのが最善と思うからです。それに建築確認の問題やいつかは必ずやってくる高齢化に伴う建物の維持ができなくなる日に備える必要にこたえるためでもあります。

家の代わりにキャンピングカーや一般車での車中泊を想定します。自転車、オートバイの人はテントということになりますね。この立場から論を進めます。

 一人あたりに必要なスペース

①ハイエースやキャンピングカーといった大き目の車を停められるスペース(幅3m、長さ6mの18㎡)を家相当のスペースとします。

②菜園スペース(自給自足を目指すわけではないのでこの数値は変化します)

③これに共通設備装置(トイレ、雨水集水とろ過、太陽光発電、各人用備品保管庫など)

 

計算例(5人で使用)

 菜園:畳10畳(5坪) ×5人で25坪(4.5m×3.6m=16.2㎡)

 駐車場:約5.5坪×5人  で   27.5坪(3m×6m×5台=90㎡)

                                      小計 約53坪

 共用スペース 

通路

来客・業務用駐車スペース

休憩・お茶コーナー

各人用防災備品保管ボックス設置

共用土木機器保管

トイレ、

雨水関係(集水と貯水)、

太陽光発電関係(パネル用架台、蓄電・配電コントロール機器)

   その他土地改良資材、残土等保管スペース

     管理者居住スペース

 共用スペースと合わせて最低で100坪程度でしょうか。

 

 菜園の1か所あたり広さと総数をどうするかで大きく変わります。また共用スペースを広くするほどゆとり感が増し好印象となります。要は

・起業として利益増と投資回収を目指したいのか

・そうでなく(投資額は考えずに)、設置目的(防災、エコロジーなど)にかなう運営とそのための維持管理が何とかできればよいと考えるかで大きく変わります。

 私はもともと資金力に乏しい個人の立場からの出発なので、投下資本は微々たるもので、そのこともあって後者の立場から進めたいと考えています。

                                 (2026/9/22)

土地の確保①   どんな土地を確保したいのか

1 土地の確保①

 どんな土地を確保したいのか

一口で言えば、次の標語「ここにいてはダメです」にこたえられるものです。

                              

   これは東京低地と言われる江戸川区が水害ハザードマップで述べているものですが、、水害以外にもおよそ地形が影響する災害について広く言えることです。

各種災害について広くわかりやすく有益なアドバイスをしてくれる高荷智也氏が「究極の防災は引っ越し」と述べているのも同趣旨でしょう。

これから新たに手持ち資金とローンとで住居を探そうとする人はその点からさがすことになるでしょう。本ブログではすでに住居がある、職場との関係もある、資金力がないなど現に住む家を変えるわけにはいかない人が有事に避難する場所として、平時には別荘あるいは2拠点生活の場として選ぶ土地を考えていきます。

また、各種災害リスクが高い東京都の隅田川東側(東京低地)と千葉県外房地域(九十九里)に住む方を主な対象に避難場所を考えていきます。

 

 確保したい土地の要件

1地形面

・ 東京低地の水害は数メートル、津波は東京湾北部で2m位、九十九里で最大12m位とされているので、このレベルを超える海抜高さが欲しい。

・ 小川、渓流を好むのが日本人の文人的志向ですが普段チョロチョロの流れでも、いまだ経験したことのないような雨が降れば牙をむいて人に襲い掛かる土石流となります。水の気配がある箇所は避けるべきです。

・ のどかな水田と散見される民家で構成される田園風景は美しいと思いますが、現在でも民家の多くは裏山を背に前の水田に面しています。そして毎年のように裏山が崩れて民家が押しつぶされたとのニュースを目にします。たとえ高さ1m、2mでも大量の水を含んだ土は崩れ、強大な土圧となって家屋に襲い掛かります。避難基地としては避けるべきと考えます。

 以上、要するに海、川から遠く、そばに山(裏山レベルも含む),丘もない高低差のない高台平坦地形が望ましいということになります。

 

2利用面

 東京低地、千葉県東京湾内湾北東部、外房地域の人の避難場所と考えるとして、そこまで車、自転車、最悪歩いて行ける距離の個所としたい。

橋の滅却、路肩崩落などで車がつかえなくなる可能性も高くなるので、歩いて行けるところをリミットにすべきかと思います。

 四国歩き遍路の経験からすると成人健常者の場合、1日の歩行距離は20キロ台だと楽、30キロ台は普通、40キロ台になると少々きつくなり、時間もかかるというものでした。

 私は1泊二日で50キロくらいがリミットかなと思います。

 

 ここで、ブームの、小屋暮らし、田舎暮らし、森暮らしで選ばれることの多い土地について一言。

 確かに安く、中にはただ同然という土地も多いようですが結論から言って不適土地が多いと思います。

 というのはこれらの立地は遠いことは別として、狭い道を通ってたどり着くポツンと山の中の一軒家的なものが多いようで、震災後都会の家が壊れたので避難に行きたいという場合たどり着けないことが多くなります。

 山の中の傾斜地、樹木がはびこっている土地ではそこにある樹木自体が倒壊することも考えられるし、そんな土地では平時に家庭菜園を行ってある程度の食糧確保も図りたいという願望は困難です。

 

 以上からゾーンとしては東京からの距離が50キロに収まり、高台平坦地が多い下総台地を候補とすることにしました。(20260913)