限界分譲地に作る二拠点・災害避難基地

平時は癒しの二拠点生活を、有事は災害避難基地に

2024-02-01から1ヶ月間の記事一覧

住まいの確保⑥ テント用コンクリート基礎石(沓石)の作り方

ポールをコンクリート基礎石の上に設置する狙い 地震、強風による倒壊防止であるが、さらに ・他所(私の場合は本拠点=自宅】で作って現地に運べる形態・大きさである ・将来の移転撤去に対応できる ・上に設置する金属製ベース(=腐朽する)の更新に対応…

住まいの確保⑤ 強靭化策の色々と私の方法

テントを組み立て、ほとんど風対策をしていなかった人が、ある日、家に帰ったらテントが風で倒壊しポールは曲がり、幕は飛び散っていたと語るものがあった。 だと思う。巨大テントであり、それだけ風を受ける面積が多い。何しろ風だけでヨットは太平洋を横断…

住まいの確保④ テントハウス用品 開封及び段取りを考える

説明書には二人で取り扱うよう書いてあるが、車から引きずり下ろすことからすべて一人で行った。 75㎏の箱にはぎっしり物品が詰まっている。登山など携行するのではないから重いことはそれだけ丈夫ということでむしろ歓迎すべきと考える。 説明書は上質の紙…

住まい確保③ どんなテントを選ぶか

2024.1.1の能登半島地震では避難場所として自動車(車中泊)と共に農業用ビニルハウスを選ぶ人が目立ちました。 かってはこれらを否定する人が多かったようですが、事実に押され 否定→黙認→留保付き承認に移りつつあるようです。私も感染症を考えるとき、さ…

住まいの確保② 何でテント小屋にするのか

普通家を建てるというと、いや、半分世捨て人の小屋暮らし用住まいづくりでも何らかのコンクリート系の基礎を設け、その上に木、鉄骨、単管パイプの柱やツーバイ材を建て,屋根をふくということになりますが本書はそうしません。 よくて建設現場などで見られ…

土地の確保⓾ 語り残したこと

<土地の確保>の項は今回、語り残したことを述べて一応の終わりとしたい。 1 値下げの要望と返事 すぐにOKをもらえたわけではない。先方さんだって長年保持することに一定のコストをかけている。 固定資産税が年で約1万円 年二度の草刈り委託で1万数千円 …

土地の確保⑨  内陸部について

改めて八街市南部、山武市西部、千葉市東端部における候補地の典型的風景を見てみよう。 海、川、山、丘はない。 海抜40mから50m こんなに近いところにこんな風景があるとは全く知らなかった。 まるでウクライナ高原(行ったことはないが)、北海道富良野…

土地の確保⑧ 仲介手数料、司法書士報酬は?

仲介手数料手数料 代金200万以下は5%+消費税なのでこれはいいが 登記費用75000円とはちと高すぎる。書士代はどこに?これを含むのか?文書で、といってもメールであるが質問を出した。 書士がくれたのはこちら。 やはり税と報酬を合わせたものであった…

土地の確保⑦ 価格交渉

購入する意向となったので仲介業者さん【以後敬称略】に連絡し、交渉することになった。 現地は見ているので私にとって中心事項はもちろん価格。 これまで居住するためのマイホームに関して複数回【住み替え】、それ以外の不動産に関して一度の成約を経験し…

土地の確保⑥ 候補地の検討2件目と調査

ほどなくネットで前述の房総半島北中央部に候補地を見つけた。 例によって業者サイドに連絡せず見に行った。 予想に反して使えそうだった。 50坪整形地 日当たりもまあまあで太陽光発電やサツマイモの栽培も可能と思われる。 擁壁はコンクリート【二次製品か…

土地の確保⑤ 土地選択で思うこと

ここで候補地選びにあたって思うところを述べたい。 一般には土地購入を考えるとき自然的条件は別にして社会的条件として考慮するのは次の点であろう。なお商用電力は前提とする。 1 通勤、通学の便-公共交通機関の利便性 2 日常的買い物の利便性 3 社会…

土地の確保④ 土地の探し方と検討1回目

所定の地域内で限界分譲地を探すとしてどうやって? バブルのころは週刊住宅情報や不動産店を回って情報収集するというアナログ的なものが中心だったけど、今やネットが中心。 数千万円のマンション、戸建住宅は今でも新聞折込広告がされているが50万円レベ…

土地の確保③ どの地域の限界分譲地を選択するか

1 二拠点生活、災害避難基地という言葉からわかるように他に「本拠的生活」の場があることを前提にしているのでそこから平時、有事に移動・避難が可能の地域ということになります。 多くは大都市から○○㎞以内程度ということになるでしょう。限界分譲地はほ…

土地の確保② 山林原野でなく限界分譲地を選ぶ理由

山林でなく限界分譲地を選ぶ理由 1 価格と土地の形態 本ブログで対象とする二拠点・災害避難基地を作ろうとする人はお金に不自由しない富裕層ではなく一般的な庶民です。 彼らにとって価格的に取得が可能なものと言うと第一に考えられるのは山林原野です。…

5 トイレと排泄物処理システムの構築 ①

5 トイレと排泄物処理システムの構築 日本の田舎での小屋暮らし、あるいは東南アジア森林地帯でのプリミティブな生活を見せる動画は大変多く、ご覧になった人も多いでしょう。しかしトイレについてのシーンはほとんど出ません。画が美しくないだけでなく子…

4 電気の確保①  —独立型太陽光発電システムの構築-

水と共に重要なのが照明、情報【ラジオ・PC/スマホ】の発信、受信に不可欠な電気です。 また、電気を使える状況にしておくと ー 常用する・しないは別として ー 世の中の機能はほとんどが電気エネルギーの使用で対応できるので一時的なものであっても緊急…

3 水の確保① 初めに - 雨水の集水・貯水と高度なろ過 ―

3 水の確保① - 雨水の集水・貯水と高度なろ過 - インフラが破壊され、あるいはもともと上水道が存在しない中で数日でなく数か月、数年以上に及ぶ生活をおくるには自前の水確保が不可欠です。付近に飲用に適する井戸、沢があるなどはレアケースでしょう。…

2 住まいの確保① - 大型自動車用テントの活用 -

2-① 大型自動車用テントの活用 逃避願望もあってか、正規就労せず田舎に小さな小屋を作って低コストで暮らそうとする人がいます。目的は結構ですが小屋を数棟作った経験から言うと小さくても小屋づくりはそんなに簡単ではありません。一定の技術的経験のほ…

1 土地の確保①

1 土地の確保 -限界分譲地の活用 - テント小屋を建て、雨水を溜め、太陽電池パネルを並べ、作物を育て、排泄物を分解処理するには一定の土地が必要となります。住居地以外に求めるならそれは別荘地であり、庶民には贅沢で不可能なことでした。 ところが全…

はじめに【総論】

本ブログは戦争による空爆や巨大広域災害等で家、インフラを完全破壊され、その復旧が長く見込まれない中でも、何とか生き延び、復興につなげようとするものです。 生きてゆくための重要基本骨子として、確保してあるまたはこれから取得する土地にテント小屋…