限界分譲地に作る二拠点・災害避難基地

平時は癒しの二拠点生活を、有事は災害避難基地に

1 土地の確保①

1 土地の確保  -限界分譲地の活用 -

テント小屋を建て、雨水を溜め、太陽電池パネルを並べ、作物を育て、排泄物を分解処理するには一定の土地が必要となります。住居地以外に求めるならそれは別荘地であり、庶民には贅沢で不可能なことでした。

ところが全国の都市周縁部に目立ってきている限界ニュータウン(分譲地)という放棄地を利用することで信じられない低価格での購入が可能となっています。現実に私の場合、当初の分譲売出し価格1千万円であった日照確保できる50坪の整形区画土地が50万で売りに出されており、それを値引交渉で42万円で取得しています(2023年)。

こうなるとソ連・ロシアでのダーチャあるいはヨーロッパのクラインガルデン的なものの取得・利用が日本の庶民にも広く現実的なものになってきます。

首都圏・大阪圏など大都市への人口集中、地方都市での人口減による経費節約の観点からの都市機能のコンパクト化などで、未利用放棄地は増える一方です。本書が目的とするこれらの土地の活用は全国の不使用土地の有効活用化にもかなりの効果をもつものと考えます。

(今後予定する記事内容)

土地の見つけ方、選択・購入にあたっての注意点、手続きと取得・維持費用などを解説します。

放棄分譲地の写真