山林でなく限界分譲地を選ぶ理由
1 価格と土地の形態
本ブログで対象とする二拠点・災害避難基地を作ろうとする人はお金に不自由しない富裕層ではなく一般的な庶民です。
彼らにとって価格的に取得が可能なものと言うと第一に考えられるのは山林原野です。昨今の「ソロキャンプ」、オートキャンプ経営流行で多く見られるところです。
しかしその地は選びません。
放置されている山林原野はたとえ広くても傾斜地かつ立木が生い茂るのが一般でその伐採と平坦地化はあまりに手間がかかります。その点分譲地は即利用が可能です。
2 広さと管理について
都会の狭隘地に住む者にとって広さは魅力で、「山を買った」と言いたくなる気持ちはわかります。また都会の感覚では考えられない手に届く価格です。
しかしいったん入手すれば管理責任は伴います。広くても狭くても境界付近にある木々は年々高木化し隣家に倒れ法的責任を負う危険が生じてきます。雑草ですら広域になると草刈り機では対応できなくなります。
限界分譲地の面積は大体が50坪程度で管理に過度の負担とはなりません。
また、周囲は未利用のスカスカ状態なので旧軽のように300坪以上との制約がなくても圧迫感はありません。
この広さでどの程度のことができるかは本ブログを見て判断ください。
3 近隣との関係
山林でも元農地でも100年以上続く地元地域社会に溶け込むのは容易ではなく「都会風をふかすな」「いつも注視されていると覚悟せよ」といわれ、軋轢をきたしがちなことが話題となっています。別荘地、後発的な分譲地はその点の関係性が希薄です。愛想笑いを浮かべてご機嫌を取る必要はありません。分譲地内のよそ者同士なら人間関係もずっと楽です。