所定の地域内で限界分譲地を探すとしてどうやって?
バブルのころは週刊住宅情報や不動産店を回って情報収集するというアナログ的なものが中心だったけど、今やネットが中心。
数千万円のマンション、戸建住宅は今でも新聞折込広告がされているが50万円レベルの不動産では仲介者にとっても利幅が少なく、経費の点でネットに限られているようだ。放棄分譲地ではそれすらせずに「放置」のママも少なくない。
私もネットで探した。
一件目の検討
ネットで条件に合いそうなものを見つけたので(千葉県長生郡)、業者さんに連絡する前に実地踏査することにした。
グーグルマップと図書館での住宅地図閲覧で場所は特定できるので宣伝文句を聞いて洗脳されるより自分の五感で判断したほうがいいと思う。
地域全体の雰囲気は悪くないというかむしろ良い方だった。
しかし限界分譲地のブロックに入るといささか気になる点が。
山を切り開いたのであろう、坂道を登ったところにある。
確かに一見平坦地で分譲地らしい雰囲気だ。
しかし、右の道路側は北側!逆ひな壇ではないか。写真左が南で1mの擁壁がある。
その上に家を建てられたら昼の光は入らないことになる。
境界はブロックと簡易すぎ。しかもズレや割れが出ている。左の山からの土圧による影響かも。
電柱と2本のステーの間にはかなりの高低差があり、このままでは使えない。狭い土地の有効化を図るなら本来、1mくらいの擁壁を設けるのが筋のはず。費用を避け、視覚的圧迫感を避けるためあえて傾斜のままにしたのかもしれない。
道路も私道であろうが未舗装で雨天時は難儀しそうだ。
なまじの粗末な側溝があるのでこのままでは車での乗り入れもできない。
このあたりを改良するには少なくも50万は掛かってしまう。
というわけで結果は「否」とした。