テントを組み立て、ほとんど風対策をしていなかった人が、ある日、家に帰ったらテントが風で倒壊しポールは曲がり、幕は飛び散っていたと語るものがあった。
だと思う。巨大テントであり、それだけ風を受ける面積が多い。何しろ風だけでヨットは太平洋を横断できるのだ。
2019年の房総半島を襲った台風は風速50mになりコンクリートの電柱、送電塔が倒壊している。石原裕次郎が歌う「風速40m」はそんなにレアではなく時折起きている。
1 製品取説は2種の対策を前提している。
1) 地面に設置するケース
*ポール基部を受けるベースプレート穴一個に短めの金属杭を1本通して(計8
本】地面に打ち込む。これプラス
*屋根の4コーナーと、別に埋めた金属杭4本とをロープで結ぶ。
2) コンクリート上に設置するケース
ベースプレート穴の下に穴をあけ、そこにアンカーボルトを埋め込んで固定す
る。
2 動画で見られるもの
*ポールに沿わせて杭打ち用単管【1mくらいで先端がつぶされ閉じられているタ
イプ)を地面に打ち込み両者を何らかの方法で緊縛する。これプラス
*8本のポール自体に単管あるいは板材で筋交いを作ってクランプ留めする。
3 私の考えた方法【地面に設置】
ベースプレートには3つの穴が開いているのでこのすべてを使って径12mmのZボ
ルト留めする。
径12mmのZボルトを固定するため現地で8個の型枠を作ってコンクリート製ベー
スプレート受けを作るのは非能率だし精度が出にくいので自宅でじっくりボイド管
を型枠にして丁度羽子板付き沓石になるようなものを作る。
これプラス
8本のポール間に単管、板(間柱、角柱、構造合板)などを筋交いになるようボル
止めするというもの。写真はボイド管とベースプレート
ボイド管径は150mmが丁度良かった。