太陽光発電(独立型)と雨水利用の比較
・太陽光発電での発電素子(太陽電池)パネルに相応するのが雨水集水面(多くは屋根)
・電気を溜める蓄電池に相応するのが貯水タンク
太陽電池も蓄電池も高度な工業製品であり価格もかなり高価だ。それに比べ雨水を集水するものは屋根でなくても、例えばブルーシートでよいし、貯水タンクだってごみを入れるポリバケツでもよく雨水利用は庶民にとって入りやすいものに思える。
貯水容器のいろいろ
集水架台、ろ過に引き続いて「貯水タンク」について考えてみよう。
身近にあって貯水に使えるものというと、ポリバケツがある。
容量は小さいものから100Lクラスまでいろいろある。品質も飲料水保存や給食・調理に使われる高品質なものもあり、また蓋も用意されているのでかなり使える。
次の写真は取水口、オーバーフロー口、と出口計3か所の穴開けをしたもの。小さいながらも完結している。
もっと安価で、親しめるものもある。
ただしこういったものは蓋をどうするかが要解決事項となる(後述)
なお、日本製に共通する弱点だが肉厚が薄く、強度の点でイマイチ。
その点,こちらの海外製品は強度が増すほか、黒色というのもおそらく耐候性レベルが高いことを意味するものと思う。
FRP製で頑健さと容量の大きいこと(200L位)が長所である浴槽2種
両者ともパイプ孔を閉じる必要があるが接着剤とプラスチック板で対応できるのでこの点は支障とはならない。
こちらは多くの自治体が補助金を出す日本製の雨水貯水タンクの一例。ブロック3段位の上に置き、竪樋から雨水を引けば済むオールインワンで便利さはあるが樹脂厚さが薄くひ弱な感じがする。
結局どれか一つというならこれだろう。数千円で済むのでさほど困難というものではない。
なお、防藻を考えるなら黒色のものが最適。ただし、中にたまるゴミの集積状況をつかみたいなら黒色は判別しにくくなる。
この材質は塗装が困難であるのも特徴だ。行っている人もいるがどのくらい持つか不明。
開放型容器への蓋については次回に述べたい。