集水面は広いほど多くの雨水を集められるがそれだけ風圧を受け、それ自体が日照の阻害となり、工事も大変となるわけで無下に大きければいいというものでもない。
最低部の地上高
特に集水面最低部の地上高はあまり低くできない。下に貯水タンクを置くし、ポンプなし・位置エネルギーだけで水を取り出したい。とするとブロック2段の上に置いた貯水タンク下部蛇口からコックをひねるだけで水が下に置いたバケツの中に落ちるようにするため集水樋は最低でも70㎝高さは欲しい。
断熱材
作っている最中、最近の日本の夏は35~40度に達する亜熱帯状態になることが頭に浮かんだ。
波板のままだとその下には居られない。そこで貰い物の安価な発砲スチロール板があるのでこれを波板の下に敷くことにした。ただし、紫外線による劣化対策に水性塗料は塗っておいた。
結局、横幅は波板(60㎝)2.3枚程度、上下の長さは6尺(180㎝)が2枚弱
落葉対策
郊外になるほど付近から飛んでくる落ち葉の量が半端ない。有機物はむろん排除したいが、落ち葉が水につかってにじみ出る色素はろ過による除去がきわめて困難なものとされる。
そこで集水面上にはネットを張ることにした。升目4mmのものを選んだが2mmでよかったかも。
ネットを張るとなると波板に付着して水の流れを阻害しないようネットとの間のスペース確保策が必要となる。
両脇に木板を張り、この上にネットを張ることにした。
板は塗料を使いたくないので杉をバーナーで焼いた。
また、途中垂れ下がらないようする必要があり、アルミアングルも数本渡すことになった。
少し工夫しようと思うと、そのたびに一定の付加工作が必要となってしまう。まさに「細部に○○が宿る」と言われるような側面が避けられなくなる。