さて3ブロックとも基礎石にセットし、縦柱部分に仮の補強を施したとすると次は屋根部分の補強に取り掛かることになる。
縦の壁相当箇所はいつでも事後的に増設、変更ができ、さほどの困難性はないが、屋根部分はなるべく早く補強策を講じて屋根シートをかけ、雨濡れを避ける必要があるのでゆっくりはできない。
どうしたものか。
教科書となる資料や動画は全くないので無い知恵を絞るしかない。
先ずは屋根部分の口径を見ることに。
すべて単管サイズAというのではない。写真のとおり3種となる。
Aは単管口径、CはAとBをつなぐ4孔の接続部品である。
ここで留意が必要と気付いたのが屋根シートはぴったりとかぶせることによって壁に掛けるシートとうまく連携して雨水の侵入を防ぐようになっているので、補強材でその関係を阻害してはならないということだ。
この点から厚みのある金属部品 ―例えば単管用のクランプ類ー は使わないこととなった。
結局、柔軟な使用方法を可能としてくれる板材を使用することにした。
左右の面が持ち上がらないようにする方法としては次のように
途中から変更。こちらの方が間に配線を通したり、天井相当を張りやすいなどメリットが多いので。
上面トップには屋根シートが板との摩擦で傷まないよう緩衝材を張った。
下から見るとこうなる。
屋根下端はこうした。ここも擦れるので上に緩衝材を挿入しておく。
結局1ブロック2m内両脇に3枚の板(厚さ15ミリの貫板使用。12mmは弱いと思う。)を張った。
これである程度の積雪には耐えられよう。